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2006.05.14 (Sun)

つ、ついに・・エリザベート!

行って参りました。
待ち焦がれた「エリザベート」v美しのトートvv
以下の文章は、一人で盛り上がっている感丸出しの文章かもしれません。
C-21:3列目ど真ん中で真ちゃんを眺めていたものですから、
観劇後はアドレナリン出放しです。
何卒ご容赦の程をm(_ _)m

率直な感想、もう1度・・観たい!
ルキー二の回想の形で始まるプロローグ。
主要な人物が次々と登場してきます。
その中には皇太后:ゾフィー役のイーちゃん寿ひずるさん、
エリザベートの母:ルドヴィカ役のはるちゃん春風ひとみさんの姿が見え、
宝塚在団中から定評のあったその歌声を耳にしただけで
早くも私の心は躍るのでした。
やがて棺の中から、
白のシンプルなドレス姿のエリザベートイッちゃん登場。
「う、美しい!」
そして最後に、トート真ちゃんが宙吊りで現れる。
「天使の歌は・・」と静々と歌いながら舞台に降り立つ。
「デビッド=ボウイのよう!!」
東宝HPの真ちゃんQ&Aで自身が言っていた70年代グラムロック風のウイッグ。
黒・グレー・白のグラデーションで、後ろ髪がなびいている。
問題の歌ですが、声が以外にも太いんです。
黄泉の帝王なんですから、細い声ではお話にならないのは尤もですが、
半年でよくぞここまでいい声を作り上げてきたなと思いました。
歌唱力という点では、共演の男優の方々の方が勝っています。
~石川禅さん(クリアな正統派テノール。とっても美声)や
高島政宏さん(狂言回しで面白い)、村井国夫さん、塚田三喜夫さんetc~
もちろん、Wキャストのもう一人:山口祐一郎さんと比べたら、
当然山口さんの方に軍配が上がるでしょう。
(山口さんの歌声は舞台ライヴ版CDで聴きましたが、
もう凄いのなんのって!
その歌声で作品の世界にグイグイ引き込んでいきます)
しかししかし、真ちゃんの歌声って何と申しましょうか・・妙な色気があるんです。
低音部分が特に。ブレスさえも。これはファンの欲目かもしれませんが。
存在がエロいと声帯までもエロいのか?
そのヴィジュアルと声が耽美で、
現世の人々とは一線を画した存在であることが明らかで、
すぐに引き込まれていきました。

ただ悲しいかなタッパがないので、
帝王然としたカリスマ性や黄泉に生きる者としての恐ろしさは希薄です。
山口さんなら手を上げただけでそうした物を表現できてしまうのでしょうけれど。
そういった部分では、真ちゃんのトートは、
女性がトートを演じた宝塚版に近いものがあると思われます。
宝塚を見慣れている私には違和感なく受け入れられましたが、
山口さん版・内野聖陽さん版のみを御覧になった方々には
不満が残るかもしれませんね。
舞台俳優の岡幸二郎さんがある雑誌で、
「男優がトートを演じるとどうしても生々しくなってしまう。
 その点宝塚の男役さんの場合、妖艶な感じが強く表れていて、
 それがトートの異形性にうまく嵌っている」と語っていました。
私も同感です。
また真ちゃんも今回の公演パンフの中で、
「“死”は誰もまだ経験したことがないから全てが謎であり、
 だから自由に表現していい部分がいっぱいある」と語っています。
そうですね。‘死”の世界の解釈は自由なのだから、
トートが帝王然としてようが庶民的であろうが、男であろうが女であろうが、
怖かろうがコケティシュであろうが構わない訳で、
寧ろ男々していない外見を逆手にとって、
たとえそれが賛否両論あるにしても、真ちゃんは真ちゃんなりの、
武田真治版トートをきっちり作り上げてきていると感じました。
役者としての力量は評価に値すると思います。

演劇雑誌や公演パンフで真ちゃんは、
「帝王然とした超人的なトートとして演じたくない。
 ふだんの自分が理性で抑えている部分を解放し、
 “ワル”の部分を強く意識していくつもりです」と語っています。
そういう彼のスタンスは随所に感じられました。
トートは孤独や絶望に浸るエリザベートの背後からいつも現れます。
1幕目、何とか惚れたエリザベートの気を引こうとちょっかいを出すといった感じで、
何か微笑ましいです。
エリザベートがなかなか陥落しないとみるや、
ハンガリーの反ハプスブルクの輩や
母を強く求める彼女の息子ルドルフにもちょっかいを出して、
彼女の心の外堀から埋めていくような策略に打って出ます。
非常に人間臭い部分を漂わせるトートです。
2幕目、真ちゃんトートの“ワル”っぽさ全開です。
オーストリアハプスブルク家の皇帝皇后は
ハンガリーの国王王妃も兼ねるようになりますが、
ハンガリーで2人がパレードする馬車の御者になりすまし、
彼らを彼らの知らない世界へと運んでいこうとします。
かと思えばマエストロになり、
現世の人々を嘲笑するかの如く2階窓からタクトを振り、
エリザベートの夫フランツ=ヨーゼフに
ハプスブルク家崩壊のイリュージョンを見せます。
前途に絶望したルドルフには悪魔のキスをして死の意識を吹き込み、
ピストルを渡して自殺へと導きます。
ルドルフが引き鉄を引いた後、
「ケッ、男とキスしちまったぜ」という表情で唾を吐き捨てつつ
冷然と去っていくシーンには鳥肌がたちましたね。

で私、真ちゃんトートの最大の特徴を発見しました。
彼はエリザベートと絡むより、ルドルフと絡んでいる時の方がいい、
つまり女性と絡むより、男性と絡む方が映えるということです。
これではこの作品のテーマから大きく逸脱してしまっています。
私達ヲトメが喜ぶ世界です。
イッちゃんは元男役で165cmあるし、2人並ぶと身長差がないから
トートがエリザベートを黄泉の世界に引き込んでいくという感じが得られないんです。
だから2人の絡み時のナンバー「愛と死の輪舞」「最後のダンス」は
思ったほど私の印象には残っていません。
この点は真ちゃんトートのこれからの課題かな?
それに比べて、
青年ルドルフをトートの魔に引き込んでいく件は魅せてくれました。
2人のデュエットナンバー「闇が広がる」は強く強く心に残りました。
だから真ちゃんが歌う数々のトートナンバーでは、「闇が広がる」が1番好きです。
(山口さんトートでは「愛と死の輪舞」が一番好き)
こんな真ちゃんトートだから、妄想しちゃうんです。
直人トート×直也ルドルフを。
トートが愛したのは実はルドルフだったという設定で。

エリザベートイッちゃんはさすがです。
ずっと彼女の「私だけに」が聴きたかった!
歌はいわずもがな、服従を強いるゾフィー皇太后&マザコンの夫
&古いしきたりで縛られた封建的な宮廷生活によってエリザベートが孤独感を募らせ
意識を自身の内に内に向けていく様を余すことなく演じきっていました。
特に老いたエリザベートとフランツ=ヨーゼフとのデュエット
「夜のボート」は秀逸です。
「僕には君が必要だ(あら?どっかで聞いたような台詞)、
 人生のゴールは寄り添いたい」とフランツは言うけれど、
「ゴールは2つよ。私達は交わることがない」とエリザベートは拒む。
2人の心情も舞台での立ち位置もすれ違いのまま終わる。
この2人の高い水準の歌唱力と陰影の深いやり取りこそが、
もう1度観たいと思った大きな理由です。

ただし真ちゃんの衣装で不満が残りました。
タッパのなさを殊更強調しまっているような衣装、
何とかならないのかと思いましたね。
マントやくるぶしまで届くような上着にワイドなラインのパンツ。
カシュクール風のたっぷりとした白のシャツに黒の細身パンツにロングブーツ。
(ベルばら・オスカルのように襟付きシャツだったら少しは救いがあったのですが)
これは長身の人にこそ似合う衣装です。(だから直人にも似合う)
私自身身長が低いからよくわかります。
山口さんとどうしても同じ感じの衣装を着なければならないのかなあ。
だとしたら辛いなあ。

てな具合です。
カーテンコールで見せてくれた笑顔が33歳とは思えないような可愛さで
思わず萌えでした。
演技で見せた冷ややかな笑いとのギャップが良かったです。ハイ!
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テーマ : 舞台とミュージカル - ジャンル : アイドル・芸能

EDIT  |  14:02 |  真ちゃんねるレポート  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

★一路さん・・・

パタさん、詳しい観劇レポート、ありがとうございます!
宝塚版の「エリザベート」を思い出しつつ読ませていただきました。
そうですか、一路さんのエリザベートはやっぱり絶品なんですね、
歌唱力は宝塚時代から定評ありましたもんね。
でも、真ちゃんもそれなりに頑張ってたようで、ほっとしました(何故?/笑)

歌はイマイチでも、「妙な色気」がある!(笑)
アーンド「女性と絡むより、男性と絡む方が映える」という
ところに激しく萌vです、ウフッ(こいつはー!)
確かに、舞台人として小柄なのはハンデですけども、
そう、トート役は生身の人間じゃないですからね、
そこんとこで先述の特徴が生きてくる、ということもあるのでは、と
ワタシも期待しておりますv

ああ、でも直人のトート×直也ルドルフって発想は凄いわ~、
全然考えてなかっただけに想像するだに萌の炎がムラムラと(おいおい)

でもって、そうそう、真ちゃんって、酷薄な表情が印象深くて、
つい、それが彼の本性っぽく思えてしまうぐらい、似合ってたり
するんですよねえ(すごい言われよう・・・失礼!)
でも、カーテンコールでは可愛い笑顔vのギャップ。
うんうん、パタさんの気持ち、すごく良くわかりました(^^;)
生き馬の目も抜く芸能界でああして生き残ってるってことは、
それなりに人が悪く、でも努力家で真面目でもあるんだろうなあ。
どっちの真ちゃんにも惹かれますよね、
舞台だと、そんな両面が余計によく見えるんでしょうね、きっと。
シコ |  2006年05月14日(日) 22:48 | URL 【コメント編集】

★とーーっっても頑張ってました

レポの感想有難うございます。
シコさんが雪組の舞台を御覧になっていらっしゃるから
レポートを書き易かったです。

そうなんです。見ていて、色気と気迫が伝わってきました。
トートのナンバーって短調でスローな曲調だから、
彼のエロっぽい声質には合っていると思います。
歌唱力そのものは他のメンバーの方に一日の長がありますが、本当にもう1度聴いてみたいと願う声です。
特に「最後のダンス」の出だしには「ウワ~ッ」でした。
実況盤CDが出たら、絶対買うぞ~~~!!
昨日思い出したのですが、息子ルドルフを亡くしたエリザベートが棺に取り縋って泣いている時、棺がパカッと開いてそこにトートが座っているシーンがあるんです。
その佇まいが妖しくて妖しくて、この舞台のベストシーンの3本の指に入るかというくらい好きですvvv

舞台見てからというもの、真ちゃんトートのショックがあまりにも大きく、暇さえあればパンフを見ています。
まだ歌うことでいっぱいいっぱいの状態かもしれませんが、努力したんだろうなあと思わせるものがありました。
そして、AB型の彼の魅力を更に発見できました。
パタ |  2006年05月17日(水) 16:02 | URL 【コメント編集】

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